この記事では、右膝の違和感、整形外科の受診、癌(がん)かもしれないと診断され、癌(がん)専門病院へ紹介されるまでのリアルな体験を綴っています。
骨肉腫(がん)と診断された方だけではなく、他の癌治療をされている方にも、少しでも参考になればいいと思っています。
また、私のプロフィールを簡単に記載していますので、ご覧になられていない方は是非チェックしてみてください!

右膝の最初の違和感 – 骨肉腫(がん)のはじまり
最初は右膝に痛みというか、なんとなく違和感がある程度という感じでした。
実際に週5日ジョギングをしたり、自転車で遠出をする事がよくありましたので、疲れや筋肉の張りかなと思っていました。
違和感はありつつも歩行に問題がなかったので、とりあえずは湿布を貼っておこう!
それから、2・3ヶ月湿布を貼って様子をみていましたが、時間が経っても違和感は全く消えませんでした。
右膝が伸ばせないほどの明らかな異常
ある日、街を歩いていると右膝があまり伸びていないことに気づきました。
経験したことはなかったですが、いわゆる「膝に水が溜まる」ってこういうことなのかなー?
という感覚。
その後も、右膝は伸びませんが歩行や自転車に乗ることは引き続きできていました。
それから徐々に右膝が伸ばせなくなり、ジョギングが困難な状態に。
「これは病院に行かないとまずいな」と感じて、引っ越しを機に近隣の整形外科を受診しました。
整形外科受診 – レントゲンとMRI検査で見えた”影”
自宅近くの一般的な整形外科へ受診にいくと、まずはレントゲンを撮ることになりました。
整形外科の先生からレントゲンの写真では詳しくは分からないので、MRI検査をしましょうということになりました。
MRI検査は、強力な磁石と電波を使用して体を様々な断面から見ることができる検査です。
引用 : 国立がん研究センター中央病院
あいにく整形外科にはMRIがなかったので、外部のMRI検査場へ行くことになりました。
最寄駅は小さな駅ですが、近隣にMRI検査場がありましたので、移動はすごく楽でした。
費用は約2万円くらいです。

MRI検査は写真のように全身を真っ直ぐの状態にして暗い部屋で検査します。
検査前に閉所恐怖症ではないかと放射線技師から質問があり、「問題ありません」と答えましたが、検査室は想像以上に暗く密室感があり独特の雰囲気でした。
そして、検査台に寝て放射線技師に膝を伸ばしてくださいと言われますが、右膝が伸びないので、できるだけ右膝を伸ばして検査中は動かさないようにしてくださいと言われました。
検査が始まりなんとか5分くらいは我慢できていたのですが、痛みに限界がきて検査の緊急停止をお願いしました。
そして、休憩して再度撮影が始まり、開始5分くらいでまた右膝が痛くなりましたが、検査が終わらないと帰れないので、右膝以外の全身に力を入れて我慢を超える我慢のあと、なんとか検査を終えました。
放射線技師さんが「終わりましたよ」と声を変えていただいた時には、ずっと痛みを我慢していもあり、身体中が冷や汗でびっしょりでした。
癌(がん)専門病院への紹介状
後日、MRI検査結果の入ったCD-Rを整形外科に提出。
画像診断の結果を受けて、先生から「これ以上、こちらの病院では治療や検査はできません」と伝えられました。
ここからの会話は今でも思い出します。
紹介状は、患者の病状や治療内容をまとめたもので、紹介先の医師がスムーズに診療を始められるようにするための重要なものなんです。
膝に水が溜まっているくらいと考えていましたが、まさか整形外科の病院で「癌(がん)」というワードが出てくると思っていませんでした。
帰宅後、紹介先の病院について調べると、癌(がん)の治療に特化した大きな病院でした。
癌(がん)の専門病院の初診日までは少し時間がありましたので、これからの仕事・金銭面・健康面を考えていると不安になり、凄く怖くなった記憶があります。
家族への報告のタイミング – 死亡保険の支払い先の再確認

どのタイミングで家族に話そうか凄く迷いました。
色々考える中、加入している医療保険について調べると、死亡保険が付帯してことを思い出しました。
死亡保険の保険金の支払いさきが兄弟になっていたため、まずは兄弟に話をする必要がありました。
そして、兄弟に電話しました。
- 癌(がん)の専門病院を紹介さたこと
- 恐らく病状は良くないこと
- 何かあった際の死亡保険の受け取りのお願い
- 両親には病名が確定してから伝えること
兄弟に電話で伝えた際、はじめは冗談と思われましたが、詳しく説明するとようやく状況を把握してくれました。
両親とは同居していないので、検査後に病名が確定してから伝えるように念押しに伝えました。
まとめ
今振り返って思うこと
- 右膝が曲がらなくなってきた時には異常だったので、もう少し早めに病院を受診していれば良かった。
- 医療保険・がん保険に加入していたので、金銭面の不安を少しでも減らせたのは、保険のおかげだったと思います。
これから検査を受ける方や不安を感じている方へ
- 癌(がん)の専門病院を紹介された時点では悪性の腫瘍とはわからない。
- レントゲンやMRI検査・CT検査は、私のように足がまっすぐ伸ばせない方は大変ですが、体の部位を伸ばせる方は検査自体は特に問題はないと思います。
次の記事について
- 癌(がん)の専門病院の初受診
- 主治医と初面談
- 検査の連続