前回の記事では、「癌(がん)専門病院の入院の受付・はじめての病室・設備」についてお伝えしました。

今回の記事では、「癌(がん)専門病院での入院初日の生活」についてお伝えします。
- 荷物の荷捌きと整理
- はじめての病院食
- 常備薬の確認
病室に到着後の荷物の整理
①コンセント・電源の確保

入院で病室に入った時にすぐにやることは「荷物の整理」です。
最初にやることは、病室のコンセントから電源タップで電源を確保することです。
私が入院していた癌(がん)専門病院の病室のコンセントは、1つは医療用・1つは患者用の2つのコンセントがありました。
ベッドの後ろの壁の高い位置にコンセントがありましたので、直接スマホなど充電しようと思ってもコードが足りません。
ですので、電源タップ(延長コード)を使ってベッドの好きな位置に電源の確保をしていました。
- コンセントから電源タップで延長してベッド脇に設置 → スマホやBluetoothイヤホンの充電
- ベッド脇の電源タップから更に延長して机に設置 → PC・タブレットなどを充電
この2か所に電源タップを設置していました。

電源タップのコードが長いと引っかかったりして危ないので、養生テープを使用してコードをまとめていました。
養生テープだと跡が残らないのと、見た目もスッキリしますし安全に生活ができます。
②衣類の整理
私が入院していた癌(がん)専門病院は、ハンガーにかけて直接収納できる棚がありました。
まずは着ていた普段着をハンガーにかけて収納し、持参したパジャマに着替えます。
普段着を収納した同じ棚の引き出しにタオルや下着などの衣類を収納します。
収納スペースは思ったより広く、ひとりで使う分には困ることはありませんでした。
③生活用品の整理
次はベッドの脇にある大きめのサイドテーブルに生活用品を収納します。
- 電動シェーバー
- 美容関連のもの
- USBケーブル
- 食品
- ハンディファン
など、必要な時に手に取りやすい生活用品を収納していました。
鍵付きの引き出しもありましたので、貴重品類は引き出しに収納していました。

鍵付きの引き出しは平べったい引き出しでしたので、高さがあるものは入りませんでした。
鍵付きの引き出しには、カード類や現金などの貴重品を中心に入れていました。
シャワーに入るタイミングや長時間病室を開ける際にも鍵付きの引き出しにスマホやタブレットを保管していました。
鍵付きの金庫や引き出しの大きさは入院のパンフレットに記載がないことが多いと思うので、気になる方は事前に確認しておくのもいいと思います。
④冷蔵庫に保存

いつも入院する当日に病院内のコンビニでお水やちょっとした食品を購入していました。
- お水
- ティッシュ類
- のどあめ
- お菓子
- ヨーグルトのような小さい容器の食品
など、常温で保存できるものと小さい冷蔵庫に入るような食品です。
入院中はいつでもコンビニへ買い出しに行けますが、点滴をしたままコンビニにいくのが面倒でしたので、病室に行く前に出来るだけまとめて購入していました。
⑤タブレットなど電化製品の整理
PC・タブレット・ハンディファン・Bluetoothイヤホンは使用頻度が高いので机の上に置いていました。
各種充電器も電源タップに設置して完了です。
⑥机の上の整理
ベッドの机は使用頻度が高いのでいつも整理していました。
- 筆記用具
- 入院の書類関係
- PC・タブレット
- 食事
- タンブラー
ベッドの机が整理できれば、入院生活のはじまりです。
薬剤師と対面
常備薬の確認

荷物を整理し終わった頃に、薬剤師さんが病室に来られました。
サプリメントや日常で服用している薬の確認でした。
私の場合は、皮膚に塗る軟膏薬を使用していましたので申告しました。
一旦回収されますが確認が終わると戻していただけます。
入院初日の食事

※写真はイメージです
はじめての病院食
午前中に入院して荷物の整理など落ち着いた頃に昼食が運ばれてきました。
病院食を食べる前の印象は、「味が薄い・美味しくない」といったイメージでした。
正直すごく美味しいわけではありませんでしたが、思っていたよりも美味しかったです。笑
お肉や魚のメニュー、カレーなど様々なジャンルの献立がありました。
私が入院した時は30代後半で凄く食べる方ではなかったので、病院食である程度満足していました。
入院していた病棟は骨南部腫瘍科でしたので、食事制限がない患者さんが多かったように感じました。
同じ大部屋の大学生くらいの患者さんは、野菜が多く味が薄いようで病院食はほとんど食べずにコンビニでお菓子やパンなど購入されていました。
おすすめの持ち込み食品・調味料
はじめて入院した時は食品類は持ち込んでいませんでした。
ですが、実際に病院食を食べてみると味が薄い時などに足せる調味料が欲しいと思い、主治医に確認しました。
持ち込み可能となったおすすめの食品です。
- 梅干し
- しお
- ふりかけ
- マヨネーズ
梅干し以外は、病院のコンビニで購入できましたので便利でした。
食品系は事前に持ち込みできるか確認してもいいと思いますし、持ち込んでから主治医に確認をするのもいいと思います。
入院初日を終えて思ったこと

実際に過ごしてみて感じたこと
- 病室が広かった
- 病院食が思っていたよりも美味しかった
- 主治医の対応が丁寧
- 看護師の対応が丁寧
主治医や看護師の対応の印象
主治医は1日に2・3回病室まで訪問していただけたので、主治医とのコミュニケーションがとりやすかったです。
精神的にも寄り添っていただいている感じがして、入院初日から信頼感がありました。
また、主治医の性格や波長が私の感覚と合っているところが多かったので、医療外の部分でも安心感はありました。
看護師さんも対応が丁寧で、病状が癌(がん)ということもあり精神的にもケアしていただいている印象がありました。
入院していた癌(がん)専門病院は面会ができなかったので、医療に関することも生活周りのお世話も看護師さんが全て担っていただいていました。
初日のアドバイス
入院初日は、病棟の設備やコンビニへ買い出しに行っていいのかなど分からないことが多いと思います。
実際に入院のパンフレットに記載がないことも多いので、私も入院してから色々と看護師さんに質問しました。
夜が眠れないなど不安なことなど、看護師さんに相談すれば睡眠薬をいただけたり、アドバイスしていただけたりします。
次回の記事
次回の記事では、検査手術の用意・入院初日を終えた感想についてお伝えします。
- 検査手術についての説明
- 手術に向けての用意
- 入院初日を終えて